パール印刷

光沢とは物体の表面が光を受けて輝く性質・艶のことで、色と並んで物体の特徴をあらわす重要な要素です。光沢は物体の見た目を大きく左右するとともに、品質にも大きな影響をあたえます。
視覚によってとらえられた光沢感は強い心理的作用があり、その作用は物体の第一印象や購買意欲などに影響力があるため、光沢感を利用した表現の差別化が重要になっています。

パール印刷

パール印刷は真珠のようなやわらかな色合いと淡い光沢を表現できる華飾印刷です。パールインキには本物の真珠粉が含まれている訳ではなく、パール顔料(マイカや金属粉に酸化チタンや酸化鉄で覆ったもの)を透明なインキに混ぜたもので、パール顔料の中には光の当たる角度によって色が変化する偏光パールインキもあります。パールインキは透明度が高く、下地が明るい色の場合はパールの色合いは濃くなりませんが下地が濃い色の場合は色合いが濃く見え、下地の文字や絵柄も透かして見ることができるので、見る光の角度によって様々な色変化を演出できます。
また、インキの厚みで光の当たる角度が変化するのでまた違った深みが表現できます。
パール印刷は高級感と反射光による光沢感が
印刷物に深みの効果を追加することができます。

パール印刷の特徴

  • パールインキは透明度が高いので、下地の絵柄を生かした色変化を演出できます。
    ※下地が明るい色の場合はインキの色合いは濃くなりませんが、濃い色の場合は色合いが濃くなります。
  • パールインキは、ホワイト・ピンク・金・偏光などバリエーションが豊富にあります。
    ※その他のカラー・偏光のバリエーション等、詳しくはお問い合わせください。
  • 刷本を支給していただき弊社でパール印刷のみの印刷も可能です。
    ※入稿方法や刷本の形態につきましては事前に打ち合わせが必要です。進行される前に必ず弊社にご確認ください。

パール印刷の注意点

  • 印刷後の後加工には注意してください。
    ※PP加工等の表面を覆う加工を行うと効果が薄れます。
ホワイトパールが下地の色の影響よって、見え方の違いを確認できるサンプルに仕上がっています。
偏光パールインキは見る角度によって色が変化します。
用途 ステッカー・シール、名刺・カード、華飾印刷(パッケージ・パンフレット表紙)、ノベルティ・販促物(ハガキ・ポスター) etc
パールデータ
作成時の注意点
  • データ制作の前に、データ入稿の注意点をご確認ください。
  • パール印刷は、凸の部分も凹の部分ともに線幅を最低0.15mm以上のとさせていただいております。
対応材料 紙、プラスチックなど。
  • その他の材質については、お問い合わせください。
印刷可能サイズ 四六全判(1091×788)までの材料に対応できます。
  • 材質によって異なります。詳しくはお問い合わせください。
注意点
  • 印刷後にPP加工等の表面を覆う加工を行うと効果が薄れます。