ブラックライト印刷
紫外線とは目に見える光(波長400nm以上)よりも、短い光(100~400nm)の波長を持つ電磁波を紫外線と呼びます。 ブラックライトは波長365nmを中心とする紫外線を発光するライトで、それを蛍光体を含む物体にあてると物体内にある蛍光体が反応して、暗中でも鮮やかに光ります。この性質を利用して、医療・工業・偽造防止・美術の鑑定など様々な分野で利用されています。
ブラックライト印刷
ブラックライト印刷は自然光や蛍光灯などの下では透明ですが、ブラックライトをあてると発色するブラックライトインキを使用した機能性印刷です。通常の見えるインキ(CMYK)とは違い、ブラックライトインキ(RGB)は赤、緑、青の光の三原色に光る蛍光体を含んだ顔料を混ぜたインキで、ブラックライトを吸収して無色から鮮やかな蛍光色に発色します。ブラックライトインキは、紙幣や証明書などの偽造防止や偽造品のチェックを目的としたセキュリティに使用されたり、絵柄の変化を楽しむ演出などに利用されています。
通常の照明下では普通の写真ですが、ブラックライトを照射すると別の写真に変化します。
ブラックライト印刷の特徴
- ブラックライトを使用して隠蔽している文字や絵柄が浮き立たせる、視覚効果を利用した
演出をすることができます。 - ブラックライト印刷は、RGB(赤・青・緑)インキによるフルカラー印刷ができます。
- 刷本を支給していただき弊社でブラックライト印刷のみの印刷も可能です。
※入稿方法や刷本の形態につきましては事前に打ち合わせが必要です。進行される前に必ず弊社にご確認ください。
ブラックライト印刷の注意点
- 使用する材料に蛍光増白材が含まれる場合は、ブラックライトに反応して発光します。
- 波長域の違いによりブラックライトインキが発色しない場合があります。
※365nmの波長域に反応するインキを使用しておりますが、LEDタイプでは波長域の違いにより発色しない場合があります。 - メッシュの粗い版を使うため、細かい文字や柄の表現には向きません。
ブラックライト印刷で、昼と夜の風景の変化を演出する仕掛け
になっています。
ブラックライトを照射するとセピア色だった写真が色鮮やかな
写真に変化します。
用途 | ステッカー・シール、ノベルティ・販促物(ハガキ・ポスター・POP類)、安全・防犯用品、生活用品 etc |
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ブラックライトデータ 作成時の注意点 |
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膜厚 | 10μm程度 |
対応材料 | 蛍光増白材を含まない紙、フィルムなど。
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印刷可能サイズ | 四六全判(1091×788)までの材料に対応できます。
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注意点 |
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