UV厚盛り印刷

UVインキは紫外線硬化型インキといい、紫外線をあてることで硬化（乾燥）するインキです。
液状から固体へ数秒で硬化するので印刷と同時にインキを乾燥させることができ、非吸収性の紙・フィルム・プラスチックなどの素材にも印刷が可能で、摩擦にも強く耐久性に優れています。
また、UVインキは一般的な油性インキに使用される有機溶剤を含んでいないので、UV印刷はVOC（揮発性有機化合物）を排出しない環境にやさしい印刷です。

UV厚盛り印刷

UV厚盛り印刷はUVクリヤーインキを厚膜で印刷することで、独特の質感と光沢をもたらす華飾印刷です。厚盛り印刷は印刷物に光沢感と立体感をあたえて、さらに印象的な印刷物にすることができます。マット剤を混ぜることによりつや消しされた立体表現もできます。
また、バーコ印刷より表面が滑らかで、浮き出し加工のように裏地が凹んでしまうこともなく、印刷物に高級感とインパクトをあたえることができます。UV厚盛り印刷の凹凸を利用して、テクスチャー（感触・質感）を表現した印刷ができるのも特徴のひとつです。
艶と立体感をプラスすることで写真を
よりリアリティのある印刷物にしてあります。

UV厚盛り印刷の特徴

  • 見るだけでなく触れることで、五感を刺激する効果的な演出をすることができます。
  • 凹凸を利用したリアリティのある質感を表現することができます。
  • 刷本を支給していただき弊社でUV厚盛り印刷のみの印刷も可能です。
    ※入稿方法や刷本の形態につきましては事前に打ち合わせが必要です。進行される前に必ず弊社にご確認ください。

UV厚盛り印刷の注意点

  • UV厚盛り印刷の両面印刷はできません。
    ※冊子の表1（表紙）と表2（裏表紙）への印刷もできない場合があります。 ※樹脂加工部分を接触させたまま放置すると粘着するため、汚れが生じるなど、品質を維持できない可能性があります。
  • インキの吸収力の高い紙では、盛上がりが低くなる場合があります。
  • UV厚盛り印刷部分は、断裁線や折り線から2mm以上よけてください。
    ※裁ち落としや折加工は加工部分よりヒビや剥がれが生じる可能性があり、品質を維持できない可能性があります。
  • メッシュの粗い版を使うため、細かい文字や柄の表現には向きません。
亀の甲羅や鱗に合わせて厚盛り印刷することで触感のあるリアリティのある印刷物に仕上がっています。
表面のわずかな起伏によって光の反射をリアルにするので、写真の水面の雰囲気が感じられる印刷物に仕上がっています。
用途 名刺・カード、華飾印刷（パッケージ・パンフレット表紙・テクスチャー）、ノベルティ・販促物（ハガキ・ポスター・POP類） etc
UV厚盛りデータ
作成時の注意点
  • データ制作の前に、データ入稿の注意点をご確認ください。
  • UV厚盛り印刷は細かい文字や柄、尖った形は表現できません。
    つぶれてしまうか、印刷されない可能性があります。
  • UV厚盛り印刷は、凸の部分も凹の部分ともに線幅を最低0.3mm以上とさせていただいております。
    （更に細かいものについては、お問い合わせください。）
  • 印刷部分は断裁線や折り線から2mm以上よけてください。
　　 　　 　　　　　
膜厚 20〜50μm程度
対応材料 インキの吸収力の低い材料。または、PP（サック貼り用）加工を施した材料。
  • 詳しくはお問い合わせください。
印刷可能サイズ 四六全判（1091×788）までの材料に対応できます。
  • 材質によって異なります。詳しくはお問い合わせください。
注意点
  • 細かい文字や柄、尖った形は表現できません。
    つぶれてしまうか、印刷されない可能性があります。
  • 折り位置や断裁位置にかからないようご注意ください。
  • 保管環境によって、変色する場合があります。