パール印刷

 

平地でも木々が色づき始め、秋の深まりを感じられるようになってきました。

 

秋は過ごしやすくて私の一番好きな季節ですが、これから冬に向かい、新型コロナウイルスがどうなっていくのか心配になります。少しずつ感染者が増えてるみたいですし。

 

さて、先日弊社の会社案内パンフレットを印刷しました。

 

材料はコート紙で、弊社の水なしLED-UVオフセット印刷機で両面に印刷をして、表紙の絵柄の一部分に、スクリーン印刷の半自動機で華飾印刷を行いました。

 

パール印刷(溶剤型)とUV厚盛り印刷の2種類を印刷しまして、今回はパール印刷をご紹介したいと思います。使用したインキはシルバーパールです。

(印刷中の様子)

 

(乾燥後の様子)

 

印刷直後はインキの濡れ感があり輝度が少ないですが、インキの溶剤分が揮発して乾燥していくとともに、樹脂分が目減りしてパール顔料が頭を出してきますので、輝度が上がっていき光の当たる角度によって表情が変わります。

 

今回はほとんど無地の場所にパールインキを印刷しましたが、下地の色や絵柄を生かした表現方法や、パールインキの上にハーフトーンのインキを印刷してパール感を出す表現方法もあります。

 

またパール顔料も、シルバー、ゴールド、ブルー、パープル、レッド、偏光パールなど種類が豊富で、顔料サイズも色々ありますので、落ち着いた表現もできますしちょっと派手目な表現もできます。インキに混ぜるパール顔料の割合によって濃度を調節することも可能です。

 

版のメッシュ数を選択して色々な顔料サイズのパール印刷ができることは、スクリーン印刷ならではのことだと思います。

 

簡単な説明でしたが、何か製品作りの参考にしていただければ幸いです。

 

次回は、UV厚盛り印刷をご紹介したいと思います。

 

アールアイでした。

 


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